20190223演劇「자기 앞의 생」見ました
ソウル明洞劇場で国立劇団の演劇「자기 앞의 생」見ました。
【キャスト】 ローザ(イ・スミ)、モモ(オ・ジョンテク)、医師(チョン・ウォンジョ)、ヨセフ・カディール(キム・ハン)。
フランス人作家エミール・アジャールの小説「これからの一生」の舞台化です。
【あらすじ】パリの古いアパートでユダヤ人の老婦人ローザは、娼婦の子どもたちを預かって暮らしを立てている。子供たちはアラブ人、ユダヤ人、国人などさまざまな人種や宗教が異なる。子どもたちは一人一人、親に引き取られたり養子になってローザのもとを離れていった。その中で最後に残った14歳の少年モモはアラブ人だった。貧しいながらも幸せな日々を送るローザとモモ。そんなある日、娼婦だったモモの母親を殺し、精神病院に収容さてていたモモの父親カディールがローザの家を訪れ、モモを引き取りたいという。カディールの異常な様子にローザはモモが「ユダヤ人として育てた」と嘘をつき、モモもローザの嘘に従う。ローザとモモは自分たちの暮らしを守ろうとするが、そんな中、ローザの健康状態が悪化し、医師はモモにローザの入院を勧める。モモは嘘をついて医師をだまし、地下のローザの秘密の部屋に連れて行く。
恥ずかしながら原作も映画も知らなかったのですが、社会から取り残された老婦人とモモの友情と心の交流を描いた人間ドラマでした。人種も宗教も性別も年齢も異なるローザとモモですが、互いにかけがえのない存在であり、それだけの悲しい別れに胸が締め付けられました。
ローザ役のイ・スミさんが良かったです。第二次世界大戦中にユダヤ人として苦しい人生を過ごした女性の悲しさ、恵まれない子どもたちを愛し育てるたくましさ時折見せる少女のような愛くるしさとさまざまな表情を見せてくれました。
モモ役のオ・ジョンテクさんは、14歳の子どもの役で、最初はなかなかそう見えなくて集中できないところもあったのですが、ローザの状態が悪化していくにつれ不安になるモモの感情が不安定になるにつれだんだんと引き込まれていきました。学校にも行けないモモにとってローザは母親という存在を超えて全世界なんだろうな、その世界を失う恐怖みたいなものが感じられました。
劇中で「幸せはある時に守れ」というせりふが出てくるのですが、ローザとモモを見ていると、些細なことでも大事にして幸せを感じることも大事なんだろうなと感じました。
韓国の観客はストレートで、こういうところは見習いたいし、いつかは韓国のイベントで質問してみたいと思いました。
by fwik0767
| 2019-02-25 15:22
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